ケアコム Carecom Smile

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共創いただいた病院一般社団法人 日本海員掖済会 小樽掖済会病院様

イベント情報を一覧で把握できる
デジタル化されたホワイトボード

患者予定シェアボード機能ソフト

共創いただいた病院一般社団法人 日本海員掖済会 小樽掖済会病院

イベント情報を一覧で把握できる
デジタル化されたホワイトボード

患者予定シェアボード機能ソフト

※画面はデモ用です。

患者予定シェアボード機能ソフト
病棟内の患者予定を一つの画面内に集約して表示。電子カルテと連動させることで、検査、手術、他科受診、面談などの医師指示や、患者さんの予定を自動で取り込みます。ホワイトボードを廃止し、手書きによる転記ミスがなくなります。間違いのない確実な情報で、3日分の患者予定と終了を確認することもできます。

Project Menber

ご協力いただいた看護部の皆様

本ページの内容は、2015年より開始した取り組み時の情報に基づいています。

消化器疾患に特化した治療・看護を提供している小樽掖済会病院様。内視鏡やCTなどの検査が非常に多いことが特徴です。患者個別のスケジュールや食事の調整など病棟外の部門と連携をとる必要のある予定は、 ホワイトボードに手書きをしてスタッフ間で情報共有されていました。

石井副看護部長 以前使用していたホワイトボードは、書き忘れや転記ミスもありました。

Step1

開発のヒントを発見!

土屋

小樽掖済会病院様の病棟を見学させていただいたとき、ホワイトボードの狭いスペースに、小さな文字でビッシリと患者予定が書きこまれていて、ビックリしましたね。手書きの作業は、私が思っていた以上に大変なんだということを実感しました。

土屋

ホワイトボードに記入されている内容は、電子カルテで所持している情報がほとんどでしたが、現場の皆様が把握しやすいように整理されているように思いました。「肝心なのは、情報の組み合わせや見え方なんです」というスタッフ様からのお声も。このことが、患者予定シェアボード機能ソフトの開発のヒントとなりました。

Step2

機能拡張ソフトをご提案

画面イメージの提案書類

土屋

コンピュータナースコールは、ナースコール機能だけでなく、新しいソフトを随時追加していけることが最大のメリットです。弊社のナースコールの機能拡張を行えば、病院様が一番お困りのことを解決するソフトを開発し、追加することも可能です。 ぜひ、具体化させてほしいとご提案しました。

そうして、私たちがまず取り掛かったことが、当時使用されていたホワイトボードを確認しながら、必要な情報や項目を整理することです。情報をどのように組み合わせたらわかりやすいのか、どんな機能があったらよいのかなど、病院様と何度も議論を重ねていきました。そして、仕様が具体的になってきたら、画面のイメージを紙ベースで作成し、さらに細かな調整を繰り返しました。

画面イメージの提案書類

Step3

使いやすさをとことん追求

土屋

開発のうえで注力したのは、“見やすさ”をいかにして実現するかということです。限られたスペースの中で多くの情報を表示し、その文字を読みやすい形にすることが、今回の私たちの最大のミッションでした。ソフトを活用いただくことで、手書き業務から解放され、さらに病棟内の情報共有がスムーズになれば、病院様の課題解決が大きく前進しますから。

試作パネルの作成にあたっては、実際にサブディスプレイに表示したときのイメージをつかんでもらえるよう、病院で使用されている42インチディスプレイと実物大のパネルを、印刷屋さんに発注してつくってもらったんですよ。

岡部

ソフトを導入した後も半年ほどの間、月一回は必ず病院様との意見交換の場を設けていただきました。「情報量が多くて読みづらい」「文字を大きくできないか」など、実際に使いながらリアルな感想をいただく大切な機会。そこでいただいたご意見は「課題・要望台帳」に細かく記録を残し、チームで共有しながら機能の改善、不具合の洗い出しなどの調整をつづけていきました。

病院様からは、
「すごく見やすくなりましたね!」と。
うれしかったですね!

岡部

文字の大きさに配慮しながら、42インチディスプレイの原寸大で
作成した試作パネル

土屋

どんなに細かな要望でも絶対に見落とさないように留意しながら、チームで一丸となってつくり上げていきましたね。

岡部

開発を進める中で大きな気づきもありました。というのも、表示させる情報は電子カルテから取得する項目が多いため、病院様の電子カルテのご担当者とも密にやりとりをする必要があったんです。関係する部門ともどんどん協力していくことが必要なのだと、改めて認識しました。

ミーティング中は、大型サブディスプレイで患者予定シェアボードを確認しながら話し合うこともある

Step4

現場に変化が表れる

岡部

現場のスタッフ様に感想をお聞きするためにアンケートも実施しました。「入退院の情報をよく見ている」 「チーム内で情報共有を図っている」など、活用いただいている様子でした。

土屋

看護支援システムの設計・開発に長らく携わっていたこともあり、現場スタッフの皆様の業務が少しでも楽になるような、便利な製品を開発したいという想いがありました。今回のソフトもその一つになったらうれしいですね。

全体の見え方や、確認できる情報など、改善の余地もまだまだあるものの、ホワイトボードの電子化は、チーム間の情報共有に効果的であるとの結果も得られました。今後もスタッフの皆様のご意見をお聞きしながら、製品の改善に取り組んでいきたいと思います。

病院概要

一般社団法人日本海員掖済会 小樽掖済会病院

所在地
〒047-0032 北海道小樽市稲穂1丁目4番1号
開設
昭和19年4月
病床数
138床
ホームページ
http://www.otaru-ekisaikai.jp/

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